社長にボコボコにされた部下のマインドチェンジするには？

人間は、

考えをコロコロと

 

変えやすい生き物

だと感じます。

 

 

 

例えば、

「朝令暮改」

という言葉がありますが、

 

中小企業では、

経営者が「朝令暮改」

状態のことがある。

 

※朝令暮改：命令や政令などが頻繁に変更されて、一定しないこと。朝出した命令が夕方にはもう改められるという意から。（三省堂 新明解四字熟語辞典）

 

 

 

中小企業経営者が

頻繁に「朝令暮改」状態にあると、

 

現場が混乱し、

 

部下を右往左往させる
ことになる。

 

 

 

一例を上げるなら、

 

会議の席上で

このようなやり取りを

 

見かけたことがないでしょうか？

 

 

 

社長「今日は、みんなの意見を聴きたいので、何でも言っていいよ」

 

社員「では、〇〇を導入したら仕事の効率があがると思います」

 

社長「それはちょっとできないんじゃない？」

 

社員「・・・・・」
（何でも言っていいって言ったのに・・・）

 

 

 

この例は、

「朝令暮改」とも言えますし、

 

「言行不一致」とも言えます。

 

※言行不一致：口で言うことと行動とに矛盾があること。主張と行動が食い違うこと。（小学館 デジタル大辞泉）

 

 

 

経営者からすると、

「何でも言っていい」
というのは本心であると思いますが、

 

社員が言ったことが、

現実的でなかったり、

無理があるようなことだと、

 

ついつい部下の意見を

つぶしてしまうことになる。

 

 

 

部下の立場で考えてみると

 

「社長は言ったことと、

やっていることが一致していないから、
何を言ってもダメだな」

 

と思うようになります。

 

 

 

そうすると、部下に

良い意見があっても、

 

経営者がいる前では、

発言を控えるように

なってしまいます。

 

 

 

では、意見を言わなくなった部下を

どうすれば良いのでしょうか？

 

 

 

この状況に陥っている場合、

 

部下に対して、

表面的な単なる

言葉だけで言っても、

伝わりません。

 

 

 

「何を言っても無駄だ」
と思っている部下の

マインドを変えるには、

 

「何かを形にしていき、
部下に変化を感じさせる」

というのが一つの方法です。

 

 

 

例えば、

「業務を仕組み化」する。

 

 

 

それまで社内が
「この仕事は○○さんが

いないとわからない」とか

 

「この仕事は誰に

聞けばいいだろう？」

 

といった状態から

 

 

仕事の整理を行い、

上記のような俗人化

しているところを

 

「業務を仕組み化」できれば

 

部下はそれだけで
「仕事がやりやすくなった」

という「変化」を感じてくれます。

 

 

 

「業務を仕組み化」
するというと少し難しく

聞こえるかもしれませんが、

 

そんなに大げさに考える
必要はありません。

 

 

 

「業務を仕組み化」は、

 

「作業手順書をつくる」
「仕事の管理表をつくる」

といったようなことです。

 

 

 

例えば、

ファミレスのトイレの中などに

よく「清掃管理表」などの紙が

 

バインダーなどにはさんで
壁にぶら下がっていますよね？

 

 

 

あれなども、ただ形式的に
そうしているわけではなく、

 

忙しいアルバイトさんが
・忘れないように
・清掃箇所の漏れがないよう
にといった意味で、

 

わざわざ目に見えるところに
下げてあるのです。

 

 

人は何となくしか
仕事をわかっていないと、

 

仕事の全体像がわからず、
ペース配分ができません。

 

 

 

そうなると、どの仕事に
どれくらいの時間をかけて
いいのかがわからず、

 

無駄に時間をかけてしまったり、
余計な手順を踏んで
仕事が非効率だったりします。

 

 

ですから仕事を
「見える化」してあげるだけで、

 

すぐに部下の行動を
変えることはできなくても、

 

今のままでいるよりは、
少なくとも部下の気持ちを
前向きにさせる
きっかけになるのではないでしょうか？

 

 

 

 

 

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