企業は20~30人程度の
社員数になると、
人事面の体制を
整えていく必要に
迫られてくるものです。
例えば、
人材採用の体制や
人材育成の体制。
そして、
人事評価制度を
導入することを
考えたりします。
私の方でも、
「人事評価制度をつくりたい」という
ご相談をいただき、
実際に人事評価制度を
つくって、運用するところまで
関与することがあります。
今回は、
人事評価制度をつくる際の
ポイントについて
書いていきます。
まずは、エピソードから。
かつて、私の前職である
住宅メンテナンス会社で、
人事部長をしていた時のこと。
正社員の数が、
50名を超えたぐらいに
会社として初めて
本格的な人事評価制度を
導入することになりました。
当時は、私自身、
人事評価制度に
関わるのは初めて。
社内では、
誰も人事評価制度のつくり方が
わからないので、
プロの力を借りることに。
会社として、
人事評価制度構築コンサルタントに
数百万円払い、
人事評価制度を
つくってもらったことがあります。
私は立場的に、
人事評価制度の構築に
近くで関わりながら、
プロのコンサルタントは、
こうやって人事評価制度を
つくるのかと
学ばせてもらったのですが、
実は結果的に
失敗に終わりました。
プロの人事評価制度構築コンサルタントが
中心となってつくった
人事評価制度は、
完成した時には、
とても良いものであると
感じたのですが、
結果的にコケたのです。
コケたというのは、
具体的に何が起きたかと言うと、
現場からの反発です。
なぜ反発されたかと言うと、
人事評価制度を構築する際、
現場の話をあまり吸い上げず、
コンサルタント主導でつくった結果、
「なんでこんな面倒くさいこと
やらないといけないんですか?」と、
現場の感情が
マイナスに働いてしまったのです。
こんな状態になったので、
すぐさま私は社長と話をし、
人事評価制度をつくるのに
お金はかけたけど
結果的に、現場からの反発で、
人事評価制度の運用が
全くと言っていいほどうまくできず、
今回つくった
人事評価制度を捨てて、
また作り直そう
ということになりました。
そして、
今度は人事評価制度の
プロジェクトを組んで、
社員を巻き込む形で
やっていきました。
役職も職種も関係なく、
いろんなメンバーを集めて
人事評価制度を
つくっていくことにしました。
人事評価制度プロジェクトメンバーは
表向き立候補制で、
もちろん、裏側では根回しはしつつ、
フェアに手を挙げてもらいました。
そして、ここが大事なのですが、
「もし、人事評価制度をつくるプロジェクトに
手を挙げないで参加しないなら、
できあがった人事評価制度には
ちゃんと従ってくださいね」と、
伝えました。
そして、集まった
人事評価制度をつくるプロではない
メンバー約10人で
人事評価制度
をつくっていきました。
結果、
できあがった人事評価制度は、
正直、コンサルタントに
つくってもらったものと比べ、
素人っぽい感じに
なってしまいましたが、
いざ新しい人事評価制度を
導入してみると、
こちらはしっかりと機能したのです。
人事評価制度を
つくるときは、
いかに現場を
巻き込めるかがポイントです。
人事評価制度を
つくりたいという方、
お気軽に私長谷川まで
ご相談ください。
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Profile
1971年 島根県生まれ。
大学卒業後、大学進学予備校、人材派遣会社、「戦略的目標達成プログラム」に代表される研修会社アチーブメント株式会社を経て、住宅メンテナンス会社の株式会社バーンリペア(キャンディルグループ)に入社。
人材採用・育成・風土づくりの3つを担う「ヒューマンサポート部(人事部)」をゼロから立ち上げる。